世界で最も優秀なライダーとは? 多種目でスーパースターとして輝いているMVDPは、2019年のアムステル・ゴールド・レースで初の爆発的な勝利を挙げて以来、レース界の常識を塗り替え続けています。
歴史的に見ても稀なほどのエキサイティングな走りを見せるマチューから目が離せません。

マチュー・ファンデルプール

生年月日
1995年1月19日
国籍
オランダ
拠点
アントワープ(ベルギー)
  • ロード世界選手権優勝
    1位 - グラスゴー(2024年)
  • シクロクロス世界選手権 – 6回
    第1回~2015年、2019年、2020年、2021年、2023年、2024年
  • ツール・ド・フランドル
    第1回~2020年、2022年、2024年

レース

チーム
Alpecin-Deceuninck
規律
ロード、クロスカントリー、シクロクロス
「レースがきつければきついほど自分にとって有利です」
Mathieu van der Poel – Alpecin-Deceuninck


アスリートの裏側

究極のオールラウンドライダーをゼロから作り上げたら、きっとマチュー・ファンデルプールのような選手になるでしょう。
シクロクロスとMTBに乗り続けて培った1ランク上のバイクコントロール。爆発的なスプリントでも彼らしい単独逃げでも驚異的な速さ。圧倒的な自信、勝利を求める確固たる意志、歴史的な選手たちに匹敵するロードレースでの実績。
ロンド・ファン・フラーンデレン3勝。パリ~ルーベ2連勝。ドワルス・ドール・フラーンデレン2勝。世界選手権。ミラノ~サンレモ。アムステル・ゴールド・レース。ストラーデ・ビアンケ。E3。
マチューが勝ったことのないレースを挙げたほうが早いかもしれません。
Mathieu van der Poel

この世代で最強

同世代で随一の才能を生まれながらにして持っていたマチューは、勇気を持って果敢にアタックするレーススタイルが大きな特長です。2019年のクラシックシーズンでは何度も傑出したパフォーマンスを発揮し、爆発的な活躍を見せました。
この年の春最後の大舞台、史上稀に見るほどの驚異的な走りを見せつけたアムステル・ゴールド・レースでの勝利で、自転車界の注目が一気に彼に集まりました。
先頭から大きく遅れていた追走集団をひとりで牽引し、そのまま先頭まで出てスプリントでライバルたちを下すという信じられない走りで、MVDPはセンセーショナルな瞬間を人々の脳裏に刻みつけました。
それから毎シーズン新しい歴史を作り続け、忘れられない瞬間を見せつけ続けています。
優秀な選手が多いこの世代の中でも彼は頭ひとつ抜きん出ています。
Mathieu van der Poel

スピードへの夢

もちろん、ロードレース以外でもマチューは特別な存在です。
シクロクロスでもこの10年間で最も圧倒的な強さを誇り、ジュニア時代からの通算勝利数は222勝。この数字はさらに増えていくでしょう。また、エリートカテゴリーでアルカンシェルを6回獲得しています。そのうちの4回は直近5年での勝利で、シクロクロスで到底不可能だと考えられていたことをやり遂げて見せました。
数年前に戻ると、マウンテンバイククロスカントリーではワールドカップで3勝を挙げ、東京オリンピックでは誰もが見ていたあの大きなミスで脱落してしまいましたが、最有力優勝候補でした。その後MTBの活動を中止してロードレースとシクロクロスに集中し、現在に至ります。
マチューはどんなレースでも勝てること、楽しく走ることを見せてくれています。そして今も成長し続けています。Canyonは、今後10年間彼とともに歩み続けていけることを楽しみにしています。

ストーリー

2022/09/09
モビスター、アルペシン・ドゥクーニンク、CANYON//SRAMレーシングームのロードバイクについて紹介しま
2020/10/08
新型Aeroad(エアロード)の開発にあたり、Canyon史上最大の研究開発費を投入しました。
読み込み中
Loading animation image