初めてのソロバイクパッキングアドベンチャーの準備方法
初めてのソロバイクパッキングの準備には、このガイドがぴったりです。
ソロキャンプなど、ソロバイクパッキングアドベンチャー は、最高に自由で刺激に満ちた経験です。街の喧騒を離れて、目に入るものはバイクと星と月だけ。誰もいない環境を満喫できます。気の合う仲間とのライドも魅力的ですが、時にはひとりで出かける必要があります。
ソロバイクパッキングアドベンチャーに出かけて得られるものは多いのですが、最良の経験のためには計画が必要です。そのためのヒントを見てみましょう。ひとりでバイクパッキングの旅に出かけようと考えているのなら、Canyonのアドバイスを心に留めておいてください。そして、いつの日かその体験についてキャンプファイヤーを囲んでお聞きしたいものです。
どうして単独でバイクパッキングするのでしょう?
多くの人にとって、バイクパッキングは他の人と一緒に楽しむ挑戦です。単独でのバイクパッキングアドベンチャーは大変すぎると言う人もいますが、否定ばかりする人の意見を聞くことはありません。挑戦するときは、正面からぶつかるのみです。では、ひとりだけでバイクパッキングに出かける理由は何でしょうか?
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自由気ままに走る: 時には、妥協するより、何でも自分の思うとおりにするのはいいものです。ゆっくり走ったり、写真を撮るために止まったり、朝一番から頂上で1時間余分に一服したりできます。
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やりがい: 友人とのバイクパッキングも大仕事なのですが、完全に自主自立して一人で難題に立ち向かうのはさらに大変です。それだけに無事帰ってきたときの達成感もひとしおです。
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自分自身のための時間: 現代社会では、日常の雑事から解放されて自然の中でひとり過ごす時間はめったにありません。こうしてひとりでいることで、些細なものでも複雑なものでも人生のジレンマについてよく考えることができます。星の下で過ごす一夜で、人生の疑問について答えを見つけてください。
Canyon所属選手ジェニー・タフは世界でも最も経験を積んだソロバイクパッカーのひとりです。ジェニーのアドバイスはどのようなものでしょうか? 「自分自身を信じましょう。ベタな表現ですが、大事なことです!」 ジェニーは言います。「最初はちょっと尻込みするかもしれませんが、できるはずだと自分を納得させてください。多分、それぞれの作業は前にもやったことがあるでしょう。バイクに乗ったことはあるでしょうし、(多分)野外でキャンプしたことも、地図を使ったこともあるでしょう。そうしたスキルをすべてひとつにまとめるのです。できるはずです」
ソロバイクパッキングのヒント
バイクパッキングで一泊二日(またはもっと長く!)のソロキャンプにチャレンジする気になったら、クリートを固定する前に知るべきヒントがいくつかあります。
バイクパッキングはそれだけで十分満足感があります。また、自分では気付いていない、大きな自信を解き放ってくれるはずです。しかし、自分の判断を確認してくれる人も、精神的肉体的な負担を分かち合ってくれる人もいません。
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計画を人に話してみましょう: 行き先、ルート、予定のキャンプサイトを伝えておきましょう。
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なじみのあるルートを走行しましょう: ソロライドでは、よく知っているバイクパッキングルートを計画するとよいでしょう。そうすることでバイクやライダーの不具合の可能性が低くなります。単独でのバイクパッキングに不安がある場合でも、走り慣れたルートなら不安も軽減されます。
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次の点に注意しましょう: 家から遠く離れて、多分電話も圏外であり、周りには誰もいません。ぜひ楽しんでいただきたいのですが、新しい技を試すときではありません。バイクのトラブルを避けられるように、基本的な機構を理解しておきましょう。
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重要な装備を忘れないようにしましょう: 必要な装備・携行品については、バイクパッキングキットリストで確認してください。前の晩に、忘れずにバイクライトとGPSデバイスを充電しましょう。チェックリストを作り、出発前にダブルチェック、トリプルチェックしましょう。
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予備の計画を立てておきましょう: 出発する前に、代替ルートを頭に入れておきましょう。何らかの理由で厄介なことになったら、プランBを使います。ルートに近いホテルと目的地変更が容易な町を書き留めておきましょう。
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安全第一です: 電話が圏外になる人里離れた場所に長時間滞在する場合は、サテライトトラッカーを活用しましょう。簡単にチェックインして、他の人に無事を知らせることができます。最悪の場合でも、SOSボタンを押せば警察や消防に連絡できます。
ソロアドベンチャーのためのバイクのセットアップ
自身のツールやスキルだけに頼るのは力づけられることですが、成功のチャンスを最大化するのは事前の準備です。そのため、バイクパッキング用のバイクを適切にセットアップすることが重要なのです。
バイクの「Mチェック」
基本的な「Mチェック」では、バイクの重要部品に摩耗や破損がないか点検します。この必要不可欠な手順は後回しにしないでください。部品の注文やバイクショップへの依頼が必要になった場合、その分の時間が必要です。
リアホイールから始めます。タイヤ、スポーク、スプロケットが完全に作動する状態か確認します。次に、サドルとシートポストクランプを点検してください。サドルが正しい位置にあるか確認して、サドルによる痛みを防止してください。
チェーンセットは、ライド中なめらかに動くように洗浄・注油を済ませておきます。チェーンリングのボルトがしっかり締まっているか確認します。クランクとペダルが正常に回転し、きしみ音が出ないことを確認してください。
フロント側では、ステムとハンドルの固定ボルトが規定の締付トルク(通常はボルト横に表示されています)で締め付けられているか、ダブルチェックしてください。ブレーキレバーを握ってみて、前後輪のブレーキペダルを点検してください。必要に応じてケーブルを調整してください。ブレーキングは絶対確実でなければなりません。
最後に、フレームに気付かないうちに進行した亀裂や破損がないか詳細に点検してください。
バイクバッグの取り付け
バイクが機構的に万全なら、バイクバッグの固定に進みます。パニアラックや軽量のバイクパッキングバッグを使用する場合でも、キットリストを参照して、すべてを適切に固定するよう確実を期してください。
出発する前に、バイクに乗って近所を一回りし、すべてが万全か確認してください。
ソロバイクパッキングの旅の準備はできていますか?
それでは、バイクパッキングバッグに荷物を詰めて、出発しましょう。バイクパッキングに出かけるときの第1のルールは、楽しむことです。楽しくないのなら、計画を再考したほうがよいでしょう。
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