2021/06/22 Canyon.com
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ピーター・ステティナの限定版グラベルキット

ピーター・ステティナとコラボレーションしたCanyonの最新キットやバイクには、彼の個性とライディングスタイルが反映されています。こちらでデザインをご覧いただけます。

ピーター・ステティナの限定版グラベルキット ピーター・ステティナの限定版グラベルキット

汚れ一つない服を着たカウボーイなんてあり得るでしょうか。試練に耐えるグラベルライダーもそれと同じで、ウェアはあまり綺麗ではないかもしれません。

ピーター・ステティナにとってこのグラベルキットが持つ意味

ピーター・ステティナは、自身のサイクリストとしての人生やキャリアのすべてへのリスペクトを表すため、カスタム仕様のGrailグラベルサイクリングキットを望んでいました。グラベル界で「プライベーター」モデルの先駆者となった彼は、自分にとってのグラベルライドやレースが持つ意味をすべて詰め込んだキットを欲しいと思っていました。

「私のアドベンチャーの舞台はほとんどがアメリカ西部です」とステティナは語ります。荒涼とした壮大な景色が広がるアメリカ西部でレースやトレーニングを行うステティナは、サイクリングの世界における昔ながらの「カウボーイ」のようです。セスティナは「清潔な服に身を包んだカウボーイなんて信用できないでしょう。試練に耐えるグラベルライダーもそれと同じで、ウェアはあまり綺麗ではないかもしれません」と話します。

デザインに取り入れられた動物たちも、ステティナのライディングスタイルを的確に表現し、グラベルの過酷さを表しています。ステティナは次のように語ります。「アライグマには強く感銘を受けています。逆境に強く、何事にも動じず、窮地に立たされたときには獰猛で、どんなものでも食べます。また、サングラス焼けのせいで私は年中アライグマのような顔になっています。」

ステティナのために作られたキットには、彼が走る大地、古き良きアメリカを象徴するカウボーイ、豪胆で機知に富んだアライグマという3つの要素が取り込まれています。

デザインに生き物を取り入れた理由

このキットのデザイナーであるウルタン・コイルは、デザインの素材について慎重に吟味しました。「ピートにとって馴染み深い南西部の文化、砂漠、赤い岩が広がる光景、険しい山々をデザインの基礎に取り入れました。伝統的な織物技術にインスピレーションを受け、荒涼とした景色の中の色彩を意匠化しました」とコイルは話しました。

続いて、大切な2種類の動物をキットのテーマとして取り入れたかったということを強調しました。その動物の1つはアライグマ、もう1つは灰から生き返って前よりも強さと輝きを増すという伝説のフェニックスです。

「ピートのキャリアにはフェニックスのような境遇が何度かありました。その中でも特に印象的なのが、2015年のバスク一周レースでの凄まじい落車からトップコンディションへと復帰したときでした。これこそが、灰から復活して逆境を克服する力です。また、粘り強く、思慮深く、非常に高い適応力を持つ、謙虚なアライグマの特徴も具現化されています。」

このキットは両肩にかけてプリントされたアライグマと、闇から光への移り変わりを表す「フェニックスプリント」が特徴で、砂漠の太陽を思い起こさせる南西部の伝統的な織物の文様に組み込みました。

ステティナは、カウボーイのような優れたグラベルレーサーはいつも「あまり綺麗ではない格好」であることを認めており、コイルはフェニックスの文様の線をわざとにじませて、カウボーイが長い間昼も夜も着続けた服のような感じを出しました。

ピーター・ステティナの限定版ジャージ ピーター・ステティナの限定版ジャージ

グラベルライダーにとって完璧なキット

この限定版キットは、Sportful Supergiara Escapeシリーズとして男性用と女性用が販売されます。ステティナが実際にUnbound 2021で使用したキットで、炎天下何時間にもわたって走る日が続く、きわめて過酷な状況を想定して制作されています。

ジャージの生地は軽量で通気性がきわめて高く、補給食やギアをたくさん収納できるようにバックポケットが6つあり、強い力がかかる部分は補強されています。安全性を考慮し反射素材が配置されており、袖まわりは空力性能に優れたカットで、ジャージの最下部に取り付けられた弾力性のあるグリッパーと併せてすっきりとしたフォルムになっています。

Supergiara Escapeビブショーツは伸縮性と耐摩耗性が高い生地を採用しており、左側にメッシュポケットが1つ、後側には2つのポケットが配置されています。収納力が大きいため、きわめて長距離のライドでも十分な量のエネルギーバー、ジェル、工具などを携帯できます。「8つのポケットに補給食、ゴミ、工具を分けて入れることができます。10時間半に及ぶKokopelli FKTでもバックパックは不要で、10時間分の食料を携帯できました」とステティナは語りました。

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