2024/08/23 Canyon.com
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バイク用ヘルメットの選び方:完璧なフィット感を見つけるためのバイヤーズガイド

最近はヘルメットの選択肢が非常に多くなり、自分自身やライディングスタイルに最適なものを見つけることが難しくなっています。そこで、ご自分のニーズに合ったヘルメットを楽に選べるよう、ガイドをご用意しました。

バイク用ヘルメットの選び方:完璧なフィット感を見つけるためのバイヤーズガイド 自分に合ったヘルメットとは?

ライド時のヘルメット着用は義務ではないかもしれませんが、Canyonでは良いことだと考えています。このガイドでは、さまざまなヘルメットの種類、機能、ライディングスタイルに最適なサイクリング用ヘルメットの選び方をお伝えします。

ヘルメットの安全規格について知る

サイクリング用ヘルメットを探していると、主に2つの規格を目にするはずです。EN 1078は最も一般的で、イギリスやヨーロッパで販売されているほぼすべての大人用ヘルメットで見られる規格です。米国では、サイクリング用ヘルメットは米国消費者製品安全委員会のCPSC 1203に準拠しなければなりません。

子供用ヘルメットには、ヨーロッパのEN 1080という規格があります。違いは、クイックリリースシステムのテストが含まれているという点です。

最近では、E-バイクライダーへの適性をテストしたヘルメットもあります。NTA 8776は義務的な規格ではありませんが、この認証を取得しているヘルメットは、E-バイクでの高速走行に対応できるよう設計されています。

適切なフィット感を選ぶ:サイズ選びと調整

安全を保つにはヘルメットが適切にフィットしていなければなりません。ストラップがゆるすぎると、ヘルメットがずれたり落ちたりして頭頂部が守られない、前に傾いて後頭部がむき出しになるなどのリスクがあります。ヘルメットが小さすぎて頭のてっぺんだけに乗っかった状態になると、しっかりと保護することができません。

男性と女性で必要なヘルメットの種類は異なるでしょうか?

男性も女性も、必要なヘルメットの種類には個人差があります。どんな種類のバイクに乗るのかと同様、性別に特化したヘルメットにメリットが感じられるかどうかは、生理学的特性によって決まります。女性は男性よりも頭が小さく丸い傾向がありますが、人によって異なりますので、性別に特化しているからというだけで購入するのではなく、しっかりとフィットし、十分調節できるヘルメットを探すようにしましょう。

バイク用ヘルメットの快適性とパッドを見極める

ヘルメットの種類によってパッドと快適性のレベルは異なります。フルフェイスのマウンテンバイク用ヘルメットは、ロードサイクリング用ヘルメットとは異なる部分にパッドがあります。優れたサイクリング用ヘルメットは、パッドの厚さに選択肢があります。ベルクロでヘルメットに取り付けられているため、簡単に取り外すことができます。

フルフェイスヘルメットは、頭頂部よりも顎の部分のパッドにさまざまな厚さが用意されている場合があります。ヘルメットによって、フィットや調整の方法もさまざまです。中にはポニーテール用のスペースが設けられているものもありますから、ロングヘアの方は、購入前に自分の好みのヘアスタイルでヘルメットをかぶることができるかチェックしてみるとよいでしょう。

バイク用ヘルメットのその他の優れた特性:反射性と互換性

夜間に走行することが多い方には、反射性が重要になります。反射ストラップの付いたヘルメットなら、暗がりでの視認性を高められます。このような機能は、マウンテンバイクやロードサイクリング用ヘルメットよりも都市用や通勤用ヘルメットに装備されていることが多いはずです。

ライトやその他のサイクリングアクセサリーとの互換性に優れたヘルメットもあります。軽量さを確保して視認性を高めたい場合は、ヘルメットライトが最適です。リアフィットシステムで取り付けるものや、互換性のあるライトやカメラを装着するための取り付けポイントを備えたものなどがあります。

ヘルメットの特性を確認する:通気性、重量、バイザー ヘルメットの特性を確認する:通気性、重量、バイザー

ヘルメットの特性を確認する:通気性、重量、バイザー

ヘルメットは機能性に優れたアイテムですが、最近の設計の進化により、これまで以上に快適で機能豊富なものが登場しています。走行中に頭部を涼しく保ち、汗が目に入るのを防ぐには、通気性が重要です。優れたサイクリングヘルメットは、ヘルメットを通して通過させ、涼しさを保てるように通気口が配置されています。また、ゴーグルやサングラスがすぐに曇るのを防ぐ効果もあります。

重量も大事です。ヘルメットが重すぎると、何時間も走行しているうちに気になってくるはずです。ダウンヒルライダーが頂上まで上り返すときにヘルメットをバーにかけているのはそのためです。

もう一つの機能はバイザーです。一般的にはオフロードヘルメットや都市用ヘルメットに付いており、日光や雨から目を守ってくれます。マウンテンバイカーに最適なサイクリング用ヘルメットとして、衝撃時に頭部への影響が広く分散されるよう、分離システムを備えたバイザーがあります。

ヘルメットの構成素材を見極める:Mipsやその他のテクノロジー

最新のヘルメットは、低速衝撃から守る効果が非常に高くなっています。その理由の一つに、Mips®のようなテクノロジーの導入があります。このテクノロジーが搭載されているヘルメットには小さな黄色のステッカーが張られています。

Mips®は、衝撃時の脳の回転運動を軽減するのに役立ちます。脳の回転運動は直接の衝撃よりも脳損傷のリスクが高くなるため、衝撃のエネルギーを分散させるのがこのシステムの役割です。

おそらく最もよく知られているのはMips®ですが、他にもこのようなテクノロジーがあり、独立した試験施設がさまざまな状況におけるヘルメットの有効性に基づいて採点を行っています。

ライディングスタイルに最適なヘルメットを選ぶ ライディングスタイルに最適なヘルメットを選ぶ

ライディングスタイルに最適なヘルメットを選ぶ

ロードバイク用ヘルメット 

ロードバイク用ヘルメットはより軽量で、通気口���たくさんあり、涼しさを保ってくれます。機能や空力性能、重量によって、安価なものから高価なものまでさまざまです。空力性能を重視したものもあれば、通気口を増やし、材料を少なくして軽さに重点を置いたものもあります。

クロスバイク/シティバイク用ヘルメット

クロスバイク/シティバイク用ヘルメットはロードバイク用ヘルメットより通気口が少なく、丸みのあるものが多くなっています。概してロードバイクより安価で、小さなバイザーやピークの付いたものもあります。また、ライト用アタッチメント付きのものもあります。

マウンテンバイクおよびe-MTB用ヘルメット

マウンテンバイクにはさまざまな種目があるため、ヘルメットの選択肢も多種多様です。E-MTBライダーは、E-バイクの要件に対応している、NTA 8776認定のヘルメットを探す必要があります。

BMX/ダートジャンプ用ヘルメット

BMX/ダートジャンプ用ヘルメットはスケートや乗馬用のヘルメットによく似ています。一般に、他のマウンテンバイク用ヘルメットよりも丸みがあり、通気口が少なくなっています。

ダウンヒル/エンデューロ用ヘルメット

ダウンヒルライダーは保護性の高いフルフェイスヘルメットを使用します。エンデューロライダーはフルフェイスヘルメットを使用する場合もあれば、平坦なトレイルでは高機能なオープンフェースのヘルメットを使用する場合もあります。両方の長所を兼ね備えた、取り外し可能なチンガード付きのMTB用ヘルメットも登場しています。

クロスカントリー用ヘルメット

クロスカントリー用ヘルメットはロードバイクやグラベルロードバイク用ヘルメットに似ています。レーサー向けのものは特にそうです。よりカジュアルなユーザーには、ロード用ヘルメットよりも後頭部のカバー範囲が広く、Mips®テクノロジーを備えたものが望ましいでしょう。

ヘルメットの予算:各価格帯で質の良いものを見つける

高品質なサイクリング用ヘルメットに多額を費やす必要はありません。もちろんそうしても構いませんが、平均的なライダーであれば、フィット感がよく、ライディングスタイルに合ったものであれば十分な性能を得られるはずです。

元々は高価なモデル用であったMips®テクノロジーを備えた中価格帯のヘルメットも今では見つかりますし、その他のテクノロジーも、ハイエンドヘルメットから徐々に幅広く行き渡るようになっています。ヘルメットに関して言うと、少し多めの予算で完全に信頼できるものを購入することをお勧めします。安全性や保護性は切り詰めるべきではないからです。

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