バイクパッキングルートの計画方法
バイクパッキングのルートを計画するには、大量の地図、トレイルの知識などが必要です。バイクパッキングアドベンチャーの成功のために、ヒントと秘訣をお教えします。
オフロードやグラベルのバイクパッキングルートの計画には手際が必要なことがあります。バイクパッキングは、オンロードでもトレイルでもダートパスでもできます。初めてバイクパッキングに出かけるなら、長距離ルートの計画づくりは難しいかもしれません。しかし、計画作りはアドベンチャーの最高の部分のひとつだと結局は分かるでしょう。
走る場所によっては、トレイルやグラベルロードの状態についての情報を見つけにくいことがあります。では、もし道路や自動車から遠く離れた、地図に載っていない場所で自然を探訪したいなら、どのようにルートを計画したらよいでしょう?
ライダーとバイクの点検
まず何よりも、自分と自分のバイクに何ができるかを知ることが重要です。快適な範囲内にとどまれとおすすめしているのではありませんが、限界を知ることには価値があります。愛車は岩だらけのシングルトラックに対処できますか? ほこりまみれのトレイルを走破する自信がありますか?
簡単な点検をしましょう。
バイクパッキングバイクの美点は、バイクパッキングバッグで必要なギアすべてを運べるように設計されている点です。バイクパッキングでの1泊旅行では、予備の衣服数点と工具だけでは、少し足りません。1泊用に荷物を詰めたのなら、重量をあまり増やさず、少々付け足すことは簡単です。
バイクパッキングルートの計画を立てるとき、下記の3つのゴールデンルールに従ってください。
- 小さく始めて付け足していく
- プランBを用意する
- 自分自身とバイクについてよく知っておく
バイクパッキングルートの開始地点
初めてバイクパッキング旅行に出かけるなら、よく知っている地域か既知のルートから始めるとよいでしょう。その方が安全に感じられるだけではなく、既存のバイクパッキングトレイルなら、計画を立てる際のハードな作業がかなり省けます。
キングアルフレッドウェイやノースコースト500のようなルートであれば、ライド用の地図がすでに作られています。
2地点間の移動か、ループ状のルートか?
A地点からB地点までのライディングには長所があります。普段のライドよりもちょっと遠いところで、新しい場所を探訪できる可能性があります。ペダルのひと踏みごとがアドベンチャー、新しい景色、そして面白い景観につながります。2地点間の移動では、すこし本気になる必要があります。移動を重ねるごとに家から離れていくことになるので、初心者には厳しいことがあります。
ループ状のルートのライディングは、バイクパッキングには優れたものです。自宅の玄関から出発して、地図にはない地域を探訪し、最終目的地はスタート地点に戻ってきます。
バイクパッキング時のライド場所
メカの手入れ、食べ物や水補給のための停止、または夜のキャンプなど、バイクパッキングはストップとスタートの連続です。すべてを自給自足するつもりがなければ、こうした停止地点は出発前に考えておきます。
地図でバイクショップ、カフェ、水飲み場、ホテル/キャンプサイト、その他の役に立つ場所を、たとえ「念のため」でも確認しておきましょう。携帯の電波が届かない可能性があると思う場合は、役に立つ連絡先や営業時間をメモしておきましょう。
ルールナンバー2に従って、緊急時にルートからそれる必要があるかどうかを知っておく必要があります。文明社会に速やかに戻る必要がある場合に備えて、重要な幹線道路と町をメモしておきましょう。
ルート計画の作成開始
サイクリングナビゲーションアプリ、地図、テクノロジーが今日ほど発達した時代はありません。ユーザー作成のルートとトレイルの情報により、バイクパッキング旅行の計画作りはかつてなく簡単になっています。こうした地図のルートの多くは、すでに誰かが実走して試しているので、素晴らしいライドが約束されています。
もう、すぐに情報が古くなってしまいがちな大きな紙の地図を広げてじっくり見る必要はありません(もちろん、そうしたければ別ですが)。
ルートの計画作成に役立つオンラインツールが多数利用できます。次のようなツールがおすすめできます。
- Komoot
- Googleマップ(特にストリートビュー)
- Strava(そして、人気のルートをハイライトするヒートマップデータ)
- Ride with GPS
- Ordnance Survey(英国内の優先通行権の詳細なマッピング)
こうしたアプリは、ルートのマッピングに加えて、距離、標高、路面状況などのデータが組み込まれており、これから進む場所について正確に知ることができます。
予定のルートを読み込んだGPSデバイスかスマートフォンが必要になります。今はアプリの多くがGPSデバイスと同期できますので、どれにするかは好みの問題です。バッテリーが切れた場合や携帯の電波が届かない場合に備えて、オフライン用装備を必ず持つようにしてください。ダウンロードしたバージョンでも、線を引いた防水の地図でもいいでしょう。
パックするもの
これでルートの細かい調整が済みました。バッグに荷物を詰めるときです。旅が近づいたら、天候をチェックし、キャニオンのバイクパッキングキットリストを調べてください。常に不意打ちに対する準備をしておきましょう。予備の衣服は足りないよりも余る方がいいのです。
他の人と一緒に走るなら、パンク修理キット、ポンプ、スナックなど共有できるものを考えておきましょう。何本ものタイヤレバーを理由もなく1日中持って走るのは、意味がありません!
また、セットアップに問題がないか確認するため、「試運転」ライドを行うこともおすすめします。何時間も出かける必要はありませんが、荷物を積み込んだバイクを1時間走らせるのは、余分な重量に慣れるためにも役立ちます。また、自分自身と愛車に些細なものでも心配な点がないか確認することにもなります。
バイクパッキングバッグにパックする方法はライダー次第です。キャニオンのヒントは、いざというときに必要なものはすべて、とてもわかりやすい場所に置いておくことです。たとえば、マルチツールとスペアチューブは、サドルバッグの奥底ではなく、フレームバッグにしまっておきましょう。
アドベンチャーに出かけましょう
これで、ルートの計画を立てる方法が分かりました。バイクを走らせる時間です。バイクパッキングルート計画の最重要のヒントは次のとおりです。
- 3つのゴールデンルールを忘れない
- ルート構築のため、オンラインツールを2~3種類試してみる
- 賢明にパックし、予定のルートと天候を考慮する
- 面白い体験をし、ライドを楽しむ!
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