2024/03/16 Canyon.com
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ブエルタ・ア・エスパーニャ2024:ルート、ステージ、チームの紹介

男子ロードレースの年間スケジュールで最後となる3つ目のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャ2024に向けて盛り上がっていきましょう。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024:ルート、ステージ、チームの紹介 ロードレース界で最高峰のイベントの1つであるブエルタ・ア・エスパーニャ2024のルート、ステージ、参加チームについて簡単にご紹介します。

注目の選手やチーム、全体のルートや各ステージ、レース展開をすべて追いかけたい人に向けたテレビ放送予定など、スペインで開催されるこのレースが気になるならぜひ知っておきたい情報が満載です。このガイドでは今年の優勝候補選手についても解説しています。2023年はチーム・ユンボ・ヴィスマのセップ・クスが総合優勝しましたが、今年はどうでしょうか?

今年のブエルタ・ア・エスパーニャは2024年8月17日から9月8日まで開催されます。まずこの日付を覚えておきましょう。

目次:

数字で見るブエルタ・ア・エスパーニャ2024

総走行距離:3,265km

総ステージ数:21

休息日:2

中級山岳ステージ:5

山岳ステージ:8

丘越えのステージ:5

平坦ステージ:1

個人タイムトライアル:2

ブエルタのスタート地点は?

ツール・ド・フランスと同じく、ブエルタ・ア・エスパーニャもスタート地がどこになるか毎年話題になります。今年のブエルタはポルトガルのリスボンから始まります。第1ステージは個人タイムトライアルで、リスボンからオエイラスまでの12kmの道で争われます。TTバイクからロードバイクに乗り換えて3日目まではポルトガル国内を走り、今大会初の山岳ステージとなる第4ステージはスペインのプラセンシアがスタートとなります。

ブエルタ・ア・エスパーニャのステージ数は?

ブエルタ・ア・エスパーニャは21のステージで構成され、3週間続きます。最初と最後のステージは個人タイムトライアルで、その間は多種多様なステージが待ち構えています。平坦ステージは第5ステージのみとなっており、他に厳しい上りから解放されるのは第9ステージと第10ステージ、第15ステージと第16ステージの間の2回の休息日だけです。休息日は8月26日と9月2日で、どちらも山岳ステージの合間となっています。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024のルート

最初の3ステージはポルトガル国内に設定され、ブエルタのホームであるスペインに入るのは4日目からになります。この時点で大会全体の走行距離3,265kmのうち385kmを消化し、その後2,880kmはスペイン国内でレースを展開することになります。

スペインの美しい風景の中を走りながら激しいレースを繰り広げるブエルタ・ア・エスパーニャ2024に向けて、期待が高まります。 スペインの美しい風景の中を走りながら激しいレースを繰り広げるブエルタ・ア・エスパーニャ2024に向けて、期待が高まります。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024:第1週

ブエルタ・ア・エスパーニャの第1週は2024年8月17日から8月23日までで、休息日はありません。この週のルートは平坦ステージが1つしかなく、山岳ステージが2つあるのが特徴です。ブエルタ第1週は2つの国をまたいで走り、総走行距離は1,082kmとなっています。アグレッシブなレース展開で激しい争いが予想されます。

ポルトガル国内のステージ

  • 第1ステージ - 8月17日(土):リスボンからオエイラスまでの個人タイムトライアル(12km)
  • 第2ステージ - 8月18日(日):カシュカイシュからオウレーンまでの丘越えのステージ(191km)
  • 第3ステージ - 8月19日(月):ロウザンからカシュテロ・ブランコまでの丘越えのステージ(182km)

スペイン国内のステージ

  • 第4ステージ - 8月20日(火):プラセンシアからピコ・ビリュエルカスへと至る今大会最初の山岳ステージ(167km)
  • 第5ステージ - 8月21日(水):フエンテ・デル・マエストレからセビリアまでの、今大会唯一の平坦ステージ(170km)
  • 第6ステージ - 8月22日(木):ヘレス・デ・ラ・フロンテラからユンケラまでの山岳ステージ(181km)
  • 第7ステージ - 8月23日(金):アルチドナからコルドバまでアップダウンが続くステージ(179km)

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024:第2週

今大会の第2週はすべてスペイン国内で行われ、8月26日(月)の休息日を挟んで土曜日から次週の土曜日までとなります。この週はスペイン南部のステージから始まり、その後北西部に移動します。休息日はその移動日となります。

第2週の最後のステージは今年のブエルタで最も長く、199kmの中級山岳ステージとなっています。また、第2週は第1週よりも合計距離が長く、1,164kmの行程となっています。

  • 第8ステージ - 8月24日(土):ウベダからカソルラへと向かう中級山岳ステージ(159km)
  • 第9ステージ - 8月25日(日):モトリルからグラナダまでの山岳ステージ(178km)
  • 第10ステージ - 8月27日(火):休息日を挟んで再び山岳ステージとなるポンテアレアスからバイヨーナまでのステージ(160km)
  • 第11ステージ - 8月28日(水):パドロンのカンプス・テクノロジコ・コルティソからスタートして同地に戻る中級山岳ステージ(164km)
  • 第12ステージ - 8月29日(木):オウレンセからエスタシオン・デ・モンターニャ・デ・マンサネダへの丘越えのステージ(133km)
  • 第13ステージ - 8月30日(金):ルーゴからプエルト・デ・アンカレスまでの山岳ステージ(171km)
  • 第14ステージ - 8月31日(土):ビジャフランカ・デル・ビエルソからビジャブリノまでの今大会最長の中級山岳ステージ(199km)

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024:第3週

ブエルタ最終週には1,002kmの行程が残されており、これを走り切るとマドリードでこのグランツールはフィニッシュとなります。9月2日(月)は休息日になっていて、この週のレースは日曜日に始まって次の日曜日まで続くことになります。

  • 第15ステージ - 9月1日(日):インフィエストからバルグランデ・パハレスのクイトゥ・ネグルの頂上へと登る山岳ステージ(142km)
  • 第16ステージ - 9月3日(火):ルアンコからコバドンガ湖へと登る、2日連続となる山岳ステージ(181km)
  • 第17ステージ - 9月4日(水):モヌメント・フアン・デル・カスティーリョ(アルヌエロ)からサンタンデールまでの中級山岳ステージ(143km)
  • 第18ステージ - 9月5日(木):ビトリア・ガステイスからマエストゥ・イズキ自然公園までの中級山岳ステージ(175km)
  • 第19ステージ - 9月6日(金):ログローニョからアルト・デ・モンカルビリョまで丘越えが続くステージ(168km)
  • 第20ステージ - 9月7日(土):ビジャルカヨからピコン・ブランコまでの最後の山岳ステージ(171km)
  • 第21ステージ - 9月8日(日):テレフォニカ地区からマドリード市街地へと向かう今大会最終ステージであり2回目の個人タイムトライアル(22km)
ブエルタ・ア・エスパーニャ2024では、スペイン各地の路上で熱いレースが繰り広げられます。 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024では、スペイン各地の路上で熱いレースが繰り広げられます。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024の注目選手

今シーズンのレーススケジュールが各ライダーやチームの計画どおりに進むなら、2024年のブエルタ・ア・エスパーニャは従来以上に盛り上がるでしょう。UCI規則によると、UCIワールドチームの18チームは自動的にレースに招待され、UCIプロチームのうち2023年ランキング上位2チームがこれに加わり、さらにワイルドカードとしてイスラエル・プレミアテックとロット・デスティニーの2チームもレースを走ります。

昨年総合優勝者のセップ・クス(チーム・ユンボ・ヴィスマ)はタイトル防衛を狙って出走するでしょう。しかし強力なライバルたちが待ち構えています。UAEチーム・エミレーツのタデイ・ポガチャルはブエルタをそれほど重要視していないとメディアで語っていますが、2024年はジロ・ツール・ブエルタの3つのグランツールすべてで総合優勝を狙うのではないかという噂もあります。

ブエルタ・ア・エスパーニャで3回の優勝経験があるプリモシュ・ログリッチは、今年はボーラに移籍してレースを走ることになります。ユンボ・ヴィスマを離れてチームメンバーが入れ替わり、元チームメイトと戦うことになります。ロベルト・エラスが持つブエルタ総合優勝4回という記録に挑戦するためには、ヴィスマ・リースアバイクのヨナス・ヴィンゲゴーとも争うことになるでしょう。

注目のCanyonサポート選手

レースは機材がないと始まりません。Canyonのレースバイクはモビスター・チームとアルペシン・ドゥクーニンクに供給されていて、Canyon AeroadSpeedmaxUltimateのハイパフォーマンスモデルが活躍しており、勝利を目指してブエルタ・ア・エスパーニャの過酷なコースを走る選手たちから信頼されています。

モビスター・チームは、他チームに移籍していたナイロ・キンタナが4年ぶりにチームに戻ってくるというビッグニュースがありました。キンタナはジロとブエルタに出場予定です。今年ツール・ド・フランスも走るエンリク・マスとの共闘が期待されます。

アルペシン・ドゥクーニンクは2024年のチーム情報をまだあまり公表していません。コンチがジロを走り、フィリプセンがツール・ド・フランスに出場することだけは確定しています。ブエルタ・チクリスタが始まるまでには今年の情報がもっと出てくるでしょう。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2024をテレビで視聴するには?

ブエルタ・ア・エスパーニャはテレビで生放送され、Eurosportのストリーミング配信でも見られます。スペイン国内では公共放送のTeledeporteでレースの様子や結果を視聴できます。同社は来年の放映権もすでに取得しています。

北米ではFloBikesがウェブサイトやアプリに向けてブエルタ2024の各ステージをストリーミング配信します。このサービスを利用するにはサブスクリプションが必要です。レースを心ゆくまで楽しめるように、事前に準備しておきましょう。

今年のブエルタの優勝候補は?

参加選手はまだ完全には確定していませんが、ブエルタ・ア・エスパーニャ2024は意外な選手が優勝する可能性を秘めています。2022年の勝者であるレムコ・エヴェネプールは、今年2024年はツール・ド・フランスを狙っているのでブエルタは見送る可能性が高いと予想されます。

他の優勝候補としては、ポガチャル、ログリッチ、2023年にチーム・ユンボ・ヴィスマで走って総合優勝したセップ・クスなどが挙げられます。レースの行方に注目しましょう。

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