2024/07/19 Canyon.com
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アルペシン・ドゥクーニンクのダイナミックコンビ、マチュー・ファンデルプールとヤスペル・フィリプセン。

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2人のスーパースターがワンチームで協力

マチュー・ファンデルプールはサイクリング界で最も爆発的な走りを見せるライダー。多種目で伝説を作り続けているマチューの勇気あふれるアタックにファンは息をのむほど魅了されます。

ヤスペル・フィリプセンは世界最速のスプリンターで、無限の可能性を秘めています。近年は石畳のレースでも活躍し、さらにポッジオ峠も攻略してスピードの幅を広げています。

アルペシン・ドゥクーニンクの2人が組むとほとんど無敵で、近年では2人のタッグが世界トップレベルのさまざまなレースで印象的な勝利を人々の記憶に刻み込んでいます。

新型Canyon Aeroadに乗る彼らは、こうしてスピードの夢を見せてくれています。

夢を共有する 「この世界チャンピオン仕様のAeroadは、これまでに乗ったバイクの中でも最高にクールです」 マチュー・ファンデルプール

MV(D)P

「レースがきつければきついほど自分にとって有利です」

Canyonのバイクを使い始めた2018年以来、マチュー・ファンデルプールは166勝という圧倒的な勝利数を記録していて、その数はさらに伸び続けています。

「勝つのは最高の気分です。だからレースを走るようになったんです。勝つことがモチベーションになり、自分を鼓舞してくれます」と彼は語ります。

勝利数だけでなく、マチューの勝ち方そのものも印象的です。マチューは現在流行の「トータルサイクリング」という考え方のパイオニアで、いち早くその道を切り拓きました。レースがきつければきついほど彼にとって有利になります。 

マチューは次のように話しています。「0km地点でレースがスタートしたら、260km先のフィニッシュまで止まることはありません。他の選手に攻撃されて悩まされるくらいなら、アタックして単独で逃げたほうが楽ですね。(グラスゴーの)世界選手権では、フィニッシュの22km手前で集団のペースがいったん下がりました。そこで唐突にアタックしてみたら思いのほか調子が良くて、まるで羽が生えたかのような気分でした」 

そのアタックがアルカンシェルをもたらしました。世界最高の選手だけに授けられる神聖なジャージです。

MVDP – サイクリングのMVP

夢を共有する 「新型Aeroadは速いですね。空力性能が非常に高く、反応性も優れていて、特にダウンヒルでは最高です」

スプリントマスター、ヤスペル

ヤスペル・フィリプセンは2位が続いてなかなか勝てない時期がありました。その頃は「災難のヤスペル」という不幸な呼び名が付けられていました。若いスプリンターにとって、そのプレッシャーともう一歩のところで勝利に届かないという状況は重いものでした。

しかし2023年、転機が訪れました。スプリント争いを圧倒的な力で支配するようになり、年間19勝を挙げたのです。さらには北フランスの石畳のレースもそれまでにないほど楽しめるようになりました。

ヤスペルは次のように語っています。「2023年のパリ~ルーベの表彰台に立って新しいスイッチが入りました。ワンデークラシックでも勝ちを狙うことができるとわかりました。この種のレースで目指していた段階に一歩近付いたのです。このまま成長し続けたいし、スプリントと同じくらい楽しいのです」

その年の夏、ツール・ド・フランスでステージ4勝を挙げマイヨ・ヴェールを獲得し、スプリンターの頂点に立ちました。そして2024年3月にはミラノ~サンレモでクラシックレース初優勝を成し遂げ、さらなる高みへと昇りました。

ヤスペルが「マスター」になったのです。

夢を共有する フレンチ・アルプスのトレーニングキャンプでスプリントのリードアウトを練習中のヤスペル、マチュー、アクセル・ローランス [2024年6月]

スプリントの夢

アルペシン・ドゥクーニンク・チームには2021年から世界最速の2人が名を連ねていましたが、マチューとヤスペルのコンビがスプリントで初勝利を手にしたのは2023年のティレーノ~アドリアティコでした。

第2ステージの最後のメートルでは、マチューがチームメイトを導こうとしていました。しかし、ジャスパーは彼のホイールに乗っていなかったし、厄介なメリーでは、2位はベルギーがマスターできる最高のものでした。

しかしその翌日すぐに、レース界屈指と言われるカヴェンディッシュとレンショーの連携を継ぐ見事なリードアウトが完成しました。次のステージでマチューが牽引したヤスペルが完璧な勝ち方を見せたのです。

世界最高レベルの選手がリードアウト役を担ったことは大きな話題となりました。しかし、この役割はマチューにとってレースの新しい楽しみを学ぶきっかけとなりました。「もちろん自分自身が勝つことができれば最高ですが、チームメイトが夢をつかむのを手伝うことができれば、それも最高にうれしいものです」

2か月後のバロワーズ・ベルギー・ツアーでは、この2人がまた第1ステージで勝利を飾り、世界最高峰のレースであるツール・ド・フランスの第3、第4、��7ステージで教科書どおりの完璧なスプリントを見せました。

どのステージでも、マチューがヤスペルを引き連れて力強く集団を切り開きました。そしてそこからヤスペルが発射され、見事に勝利をもぎ取ったのです。

ヤスペルは次のように語ります。「マチューがいればかなりのハイペースでスプリントに入れます。全力で引き始めたら、他チームのリードアウトマンで彼の前に出られる選手はそうそういません。そんなトレインに乗ることができて最高です」

第7ステージでは、MVDPはビニヤム・ギルマイとの争いで降格処分を受けました。「開いているスペースがあったからヤスペルを連れてそこに入っただけです」とレース後に彼は話しました。レースの宿泊先では同室となるくらい仲の良い友人のために全力を尽くしていることがよくわかります。

ヤスペルもツールで勝利を狙うことにやましさは感じていません。「限界まで追い込まないといけない。スプリントとはそういうものだし、それが嫌なら家にこもっていればいい。当たり前のことだが、他のチームと仲良くするためにレースを走っているわけではないんです」

夢を共有する 「新しいバイクに乗ってみたら、すぐに最高の感触が得られました。そのときの気持ちを素直に表すなら、深い感謝ともいうべきでしょうか」

コンビネーション

強力な2人のタッグは2023年のツールから続いています。

ヤスペルが石畳のクラシックで新しい強みを目覚めさせたおかげで、マチューはこれまで以上に自由にアタックしたり、戦略的に展開できるようになりました。ヤスペルが後方の集団で待機しているので、たとえアタックが失敗して集団に吸収されてもスプリントで勝ちを狙えるという安心感があります。

2024年3月のヘント〜ウェヴェルヘムではマチューが2位、ヤスペルが4位に入りました。そしてパリ~ルーベでは2年連続で1-2フィニッシュを決めました。すばらしい偉業です。ミラノ~サンレモではマチューがスプリントに向けてヤスペルを牽引し、そのヤスペルが初のモニュメント勝利を手にするというチームワークを見せました。油断ならない難しい状況で完璧に連携して勝ち取ったこの成果は、チームにとって象徴的なものとなりました。

「マチューが果たしてくれた役割も非常に誇らしいものです。信じられないほどのチームワークで、チームとして勝利をつかみ取ることができました」とヤスペルはレース後に語っています。「彼の献身的な動きには心から感謝しなければなりません。マチューがいなければきっと勝てなかったでしょう」

マチューもこの結果には満足でした。「本当に美しい展開でした。昨年のパリ~ルーベでは私の勝利のために支えてくれました。そういう働きを忘れたことはありません。彼にはこのレースで絶対に勝ってほしいと思っていました。ヤスペルの調子がいいと言うなら、それを信じて彼のために走ることに躊躇はありません。いつもお互いに対して誠実なんです」

ヤスペルは、そのときの気持ちを次のように語っています。「お互いのことをよく理解し、それぞれの強みについてよくわかっています。マチューはそのためなら自分を後回しにすることをためらいません。彼はチームメイトを支えることを誇りに思い、昨年のルーベでは自分がその役割を担いました。彼がやってくれたことは決して忘れません。心の底から感謝しています。これは自分がモニュメントで勝つ唯一のチャンスだったかもしれません。なので、今後もこのような動きを2人で展開して彼に恩返ししたいと思っています」

夢を共有する 2024年ツール・ド・フランス、ステージ10、ジャスパー・フィリプセン

圧力がダイヤモンドを作る

世界最高のショーでは常にプレッシャーから逃げることはできません。

毎年7月に熱狂的な盛り上がりを見せるツール・ド・フランスで、前年にステージ4勝を挙げて過去3年間のスプリントの半数で勝った実績を持つ選手には、必然的に期待が高まります。

2024年のツールの第1週では、ヤスペルは勝つことができずフラストレーションが燃え上がっていました。チームバスでは言葉がきつくなることもありました。スプリントの不正による降格処分があったのです。リードアウトでもそれほど異常な動きがあったようには見えません。

しかし、休息日明けの第10ステージにアルペシン・ドゥクーニンク・チームはマチューとヤスペルが教科書どおりのスプリントを展開し、勝利への道を拓きました。

圧倒的な勝ち方を見せて、彼はようやくプレッシャーから解放されました。

ヤスペルは次のように語っています。「ようやく安心したって感じでしょうか。先週はいいところがなくて、果てしなく長く感じました。しかしありがたいことにチームは自分を信頼し続けてくれているので、その強みを見せて全員で今日の勝利をつかみ取ることができました」

ヤスペルがフィニッシュした後、真っ先にお祝いの声をかけに来たのはマチューでした。「先週の降格処分の際には、彼は自信を失いすぎていました。そこで『そんなに気にするな。自分らしいスプリントをするんだ』と言い聞かせました。今日のスプリントは文句のつけようのないものだったと思います」

ことわざにあるように、圧力がダイヤモンドを作り出したのです。

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「スピードの夢は、新型Aeroadでオリンピックチャンピオンになること。きっとすばらしいでしょうね」  

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「スピードの夢はシンプルです。いつでも最速であること」

Aeroadレーサー

アルペシン・ドゥクーニンクとCanyonとの長期契約にサインしたマチューとヤスペルと、今後もともにスピードへの夢を求めていきます。幸運なことに、プロレース最速のバイクがその支えとなるでしょう。

「これからもCanyonのバイクに乗り続ける理由ははっきりしています。今後も長く関係を築いていきたいと思っています」とマチューは話します。「現行品で最高のバイクに乗れるという安心感があるからです」

Canyonが新世代Aeroadの開発を開始するにあたって、研究開発チームとエンジニアはマチューとヤスペルの意見を直接聞きました。「Canyonは選手の話をよく聞いてくれます。当然ながら自分たちは毎日バイクに乗るので、フィードバックはいくらでも提供できます」とヤスペルは語ります。

マチューは次のように述べています。「今回の新型もすばらしいバイクに仕上がっていると思います。さらに軽くなり、空力性能も上がって、レースでは大きな違いが出ると思います」

「このバイクでいくつものレースを勝っているので、自分にとって特別なものとなっています」とヤスペルは��します。「スプリンターとしては、レースでは勝ちたいと思っています。アスリートとしては、いちばんでありたいと思っています。信頼できるお気に入りのバイクがあれば、それをかなえることができます」

#スピードへの夢

Canyon Aeroad
完全新型Aeroad
これまでよりもさらに強靭、スマートで適応力が向上。ふたたびワールドツアーレース最速のバイクへ。
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