バイクのロックの方法
愛車を無人で置いておく時間は、神経を悩まされます。下記のバイクのセキュリティに関するコツを使用して、愛車を盗難から安全に守ることができます。
ヨーロッパにおいて、毎年、400万台以上の自転車が盗まれていることをご存じでしたか? 平均して7分間に1台の自転車が盗まれていることになります。おそらくバイク盗難の被害者が周りにいるか、ご自身が被害者になったことさえあるかもしれません。バイクが絶対に盗まれない日が来るとは思えませんが、バイク泥棒から愛車を守る手助けはできます。その方法を記します。
バイクをロックする
新車に投資したところで、最初に考えるのは、移動先でバイクをどうやって安全に置くかということかもしれません。 ロードバイク で出かけてカフェで一休み、 クロスバイク で街中に買い物に、コミューター バイク で通勤の途中、ライドの理由は何であれ、Canyonではお客様のバイクが安全に守られていて欲しいのです。
バイクでどこかに出かけるのなら、最良のアドバイスは、いいバイクロックを持っていき、自分の誇りであり楽しみである愛車を守れるようにすることです。基本的な経験則は、バイクロックに予算を掛ければ掛けるほど、バイクの安全を確保できるということです。
猖獗を極めるバイク盗難のなかで、バイクをどこかに置いておくことは簡単な決断ではないでしょう。スーパーマーケットにちょっと立ち寄るだけでも、熟練した泥棒にとっては、ロックを破る十分な時間なのです。すべてのロックが同じように作られているわけではありませんので、大切な愛車を守るため、最良のバイクロックを手に入れることが重要です。
適切なロックを選ぶ
市場には、細く軽いカフェロックから太いチェーンとケーブルまで膨大な数のロックが出回っています。適切なバイクロックを選ぶということは、高い安全性、重量、そして価格の完璧なバランスを見いだすということです。多くの場合、バイクロックは重く高価なものほど安全です。しかしながら、技術は日々進歩しており、現在は、軽量で安全かつそれほど高価ではないロックもあります。
Abusは、100年近くにわたって世界で最もタフなセキュリティシステムを構築してきた経験を活かし、最高のバイクロックをいくつか発売しています。大半の製品が、バイクに取り付けたり、バッグに収納したりしやすいよう、小さくたためるようになっています。また、Abus Bordoは、現在入手できる中で最高の安全度の折りたたみ式ロックです。
U-Locksもまた、泥棒にとって破壊しにくいタフなロックとして高く評価されています。その硬化金属素材と多くの特許を持つ設計により、アングルグラインダーやボルトカッターでも容易に切断できないロックです。
バイクロックを購入する際には、ゴールド基準適合品を探しましょう。これは、ピッキング、切断、ドリリングに対する厳格な試験を受けている証です。
バイクのどこをロックするか
どんな短時間でもバイクを置いておく場合、固定され動かすことのできないバイクラックや、地面か建物に固定された手すりなどを探しましょう。こうした固定物は、簡単に破壊したり分解したりできないため、愛車の安全度を高めます。木の柱や樹木、足場、標識柱のような破壊や移動が可能なものは避けるように気をつけてください。
人通りの多い場所は、人に見られずにバイクを盗む時間が取りにくいため、バイクを置くには好適です。他の人が周りにいる場合、いつ声を掛けられるか分からないことを泥棒はよく知っていますので、盗みを試みることはめったにありません。他のバイクがあったり人がいたりして狭い場所に駐めることで、泥棒が工具を持ち出して動かす空間が小さくなります。
市街地の中でも繁華街は、バイクと泥棒に向けられる人目が多いだけではなく、防犯カメラが作動している可能性が高くなります。不運にもバイクを盗まれてしまった場合、防犯カメラの画像により犯罪者が特定されて逮捕されることがあり、愛車を取り戻すことができるかもしれません。
映画館、ジムなどの、長時間過ごす建物に入る場合、数丁離れた場所にバイクを駐めるのは有用な知恵です。考えてみてください。自転車を駐めた数分後にあなたが映画館に入るのを泥棒が見かけたとしたら、あなたが戻ってくるまで2~3時間もの時間があるとばれてしまいます。
バイクのロックの方法
第一の最も重要なルールは、たとえ数秒でも店の外にバイクを置くときには、間違いなくロックを掛けるということです。誰が見ているか分かりませんから。バイクを固定する場合は、動かせないような物体にフレームを、できればシートチューブ、ボトムブラケット、そしてクランクにロックを巻き付けて固定し、ロック内の空間を狭めてください。ホイールは簡単に取り外せますから、バイクを置いて他のことを始める前に、フレームをダブルチェックしてください。
可能な場合はロックを地面から浮かせておいてください。泥棒が金属を切ろうとする場合、地面が役に立ってしまうことが多いからです。鍵穴を地面に向けておくのも、ピッキングがしにくくなるのでよいアイディアです。
ケーブルロックを使用する場合は、立ち去る前にケーブルがしっかりと巻き付けられているようにしてください。繰り返しになりますが、これで泥棒にとってはボルトカッターやアングルグラインダーが使用しにくくなります。
フロントホイールを外して、リアホイールの横に置いてから、その周りとリアトライアングルにロックを掛けることを好むライダーもいます。この方法はバイクをロックするには本当に安全な方法ですが、フロントフォークが地面にこすられる可能性がありますし、ホイールの脱着がやや煩わしいでしょう。
愛車の安全確保のため他にできることは?
バイク保険
安全確実にバイクをロックすることに加えて、バイク保険を調べるのが賢明です。お使いのロックについて保険が適用されるか確認するため、忘れずに約款の細目を調べてください。一部の保険契約では、バイクを置いておく場合、常にゴールド基準のロックを使用するよう義務づけられています。
もう一つロックを使う
ロックをかけても通りにバイクを置いておくのが不安なら、ロックをもう一つ持っていれば、泥棒に対する抑止効果が高くなります。破らなければならないロックが2個になれば、その分だけバイクを持って逃げるまでに時間がかかることになります。
写真を撮り、フレームナンバーを書き留める
新しいバイクを受け取ったら、詳細な写真を撮って、記録に残しましょう。納車後ただちに、フレームナンバーを含め、あらゆる部品番号を書き留めます。もしバイクがなくなったら、これらの写真は、発見するための最後のよりどころになりますし、保険請求にも使用できます。
バイクが盗まれたらどうすべきか?
残念ながら、100%破壊不能のロックはありませんし、どんなに手を尽くしてもバイクが盗まれないという保証はありません。不運にも愛車を盗まれてしまったら、安全に取り戻すチャンスを増すため、重要な手順をいくつか踏む必要があります。
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警察に盗難届を出しましょう。警察は、(保険に加入している場合)保険請求ができるように事件番号を発行します。
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eBay、Facebookのマーケットプレイス、Gumtreeなどオンラインのフリーマーケットサイトをチェックして、売られていないか確認しましょう。1台丸ごとではなく、パーツに分解して売られている可能性もあるので注意しましょう。
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地元のバイクショップに持ち込まれる場合に備えて、ショップにも知らせておきましょう。
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ソーシャルメディアやバイクフォーラムを通じて、バイクが戻ったら報奨金があるという噂を広めます。報奨金を出したとしても、新しいバイクを買うよりは安く済むことが多いでしょう。
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